何故うきよなのか?
浮世といえば、江戸時代に親しまれた浮世絵があります。当時の日本人の娯楽でありライフスタイル、景観、架空のストーリーまで幅広い作品があります。浮世絵はその独自の世界でゴッホやドビュッシーなどの芸術界の巨匠達にも大きな影響を与えています。
UKIYO ORCHESTRAのイマジネーションの世界、それは21世紀に聴こえる【うきよ】はどんな音がするだろうということ。
私たちはギター、ベース、ドラム、篠笛、和太鼓が1つになったかつてない音楽スタイルで、新たなウキヨの物語を紡ぎます。
平安では辛い世の中だから「憂き世」、江戸では辛い事も多いけど楽しく暮らそうという「浮き世」がありました。
今は人間がより人間らしく生きることができるようになり、世界中の方々と繋がれる「嬉しき世 」なのかもしれません。
新たなUKIYOのストーリーは始まったばかり・・
HISTORY
・2006年 田中(Gt)がインドへ渡航、現地で得たインスピレーションを元に自身のルーツをテーマに音楽活動を行ってゆくことを決意。翌年バークリー音楽院に留学しDavid Fiuczynski氏に師事。
・オランダから来日中のトリオ「フローティング・ワールズ」の前座を務め、それが契機となり、2010年 “UKIYO BAND” を結成。国内技巧派ミュージシャン等とともに関西中心にライブを重ね、徐々に現在のメンバーと共演を重ねる。
・2013年ベルギー、ロンドン、ロサンゼルスのトップクラスのアーティスト達と現代のUKIYOをコンセプトとしたアルバム” Ukiyoi “ を制作開始。2016年にリリースする。
・2019年 和楽器を迎え、5人編成の “UKIYO ORCHESTRA”として活動開始。
・2020年 1st アルバム “n.u.e” リリース
” 本当に素晴らしいサウンドだ!!
カオルはギタリスト、作曲家としての大きな発展を遂げた!!
おめでとう、そしてバンド全員のサウンドが素晴らしい!
私はこの日本の打楽器と笛が融合したグルーヴがとても好きだ!! 見事だ!! “
デビッド・フュージンスキー(バークリー音楽大学ギター科教授、Screaming Headless Torsos,上原ひろみ
”ユニット名にもある「浮世」。
江戸時代、浮世絵は最先端の現代アートだったわけですから、UKIYO ORCHESTRAのコンテンポラリなサウンドはまさに「現代の浮世」と呼べると思います。
現代はとかく、伝統を「守る」、「保存する」という方向にいきがちですが、芸能はもっと生活の中に根付いていたもの、もっと身近な存在だったはずです。
ですから、もっと自分たちの生活スタイルに合った「自由さ」があっていいと思うんです。
UKIYO ORCHESTRAのようなユニットから新しい伝統が生まれることを心から願っています。”
水落立平(篠笛立平)
” 前作「Ukiyoi」に続き、New Album UKIYO ORCHESTRA “n.u.e” のアートワークを制作させていただくことになり、サンプル音源を拝聴させていただきました。
“n.u.e” は、膨大なbyteを詰め込んだプログラミングデータを俯瞰しながらも不確定性に溢れるアレンジにつつまれたUKIYO ORCHESTRAのExperimentalなJAZZでした。
また、 凛とした物体が点在している地表をあてどなく浮遊しているような感覚に彩られ、聴覚から視覚までも刺激される“n.u.e” の音は、その構造を可視化され、偶発的不定形体を削りあげたような鋭角なシェープにより構築されていました。
ジャケット・レーベルには、トラディショナルな楽器とエレクトリカな楽器とビートを刻む楽器が醸し出すatmosphereとシンクロすべく、2018に制作した二点のコンテンポラリー&琳派的なアートワークをコラージュ・デザインしています。
New Album UKIYO ORCHESTRA “n.u.e” リリースおめでとうございます! ”
Toru Kajioka (梶岡亨) http://torukajioka.com/
GUITAR
20歳の頃より自己の音楽スタイルを模索し、ルーツとなる日本音楽への探求を開始。2010年に和・モダンアート・ブディズムの印象を反映させたデビューアルバム “ KARMA UNDER THE SUN ”リリース 同年、UKIYO Projectを立ち上げる。和太鼓や篠笛、尺八、箏、津軽三味線、ボーカロイドなどとのコラボレーションを行う。16年、現代のUKIYOとジャズの融合を探求したセカンドアルバム ” Ukiyoi “リリース。
SHINO BUE / RYU-TEKI
幼少より奈良春日・南都楽所にて古典雅楽を学び、その一員として各地で演奏する。雅楽演奏家と異分野の演奏家からなる コラボレーションユニット「音楽舎 まほら」、 横笛の魅力に焦点を当てたカルテット「煌玲ユニット」をはじめ、様々なユニットを主宰。
ソリストや音楽監督としてもヨーロッパやアジア各国で、世界の伝統音楽・現代音楽・演劇・舞踏などと、 あらゆる分野で国境を超えた コラボレーションや創作活動を行っている。1999年、春日山原始林にて自然環境音と共に 笛の独奏を収録した「森霊kodama」を ナッシュ・スタジオより、 2000年『Blowin’Green Breeze』をMAHORA Japanより、 2002年オリジナル 「唐子」「たそがれ」等を納めた「煌玲KHOREY」をWORLD STAGEより、 その他、様々なコンセプトのCDアルバムをリリースしている。
また、多くのアーティスト達のCDアルバムや映像音楽などのレコーディングに参加
BASS
2003年にT-SQUAREのサポートメンバーに抜擢され 二枚のオリジナルアルバムに参加する。 Anaheimで開催されるBassDay NAMM
Bass Bashに日本人として初出場(2009,2010,2012出場)
技巧派若手ベーシストとして現在日本、アメリカ など国内外問わずに活躍中
<共演アーティスト> T-SQUARE DIMENSION Allen Hineds(Stevie Wonder,etc) Land Richards(Lee Ritenour,etc) Mark Mcmillen(Bobby Caldwell,etc) Hadrien Feraud Damien Schmitt Ray Luzier(korn) Glen Sobel(Alice Cooper ) Oscar Seaton
DRUMS
11歳からヤマハ音楽教室に通いはじめ中学、高校、と吹奏楽に所属。 高校卒業後は甲陽音楽学院に入学。 卒業後、 同学校の助手を勤め、 サポートでは数多くのアーティストのライブやレコーディングに参加 講師としてはスタジオでのレッスンをはじめ、軽音楽部、吹奏楽部、マーチングバンドなどのドラムセットの指導を 行なっている。2010年にはダンスグループ「D`OAM」の舞台「5JIVE」の全国6都市ツアーに参加。 2011年、数万人規模の観客数を誇る台湾のジャズフェスティバル「Taipei International Jazz Festival」に出演。 2013年金沢ジャズフェスティバルで行われたジャズコンペティションでグランプリ賞を受(AppleJack) 2014年 韓国で行なわれたジャズフェスティバルに出演
TAIKO
高校時代より、打楽器をはじめ若干19歳で関西を拠点とし活動するプロ和太鼓集団 舞太鼓あすか組に参加する。 あすか組在籍時も異彩を放ち、ソリストとなった現在も伝統的な和太鼓をベースにしつつ、現代音楽における和太鼓の可能性や、パーカッシヴな奏法にも対応した創造的な演奏方法の確立に取り組んでいる。力強さだけを追い求めるのではなく、太鼓自身が持つ響きを重視した演奏は多くの音楽家からも定評があり、数多くの アーティストとのセッションライブに参加し、現在は関西を中心に国内・海外公演で活躍している。
共演アーティストもんたよしのり、渡辺香津美、五木ひろし、松井誠、嵐